飯坂スカイライン
謎の廃墟は??

家の引っ越しもようやく片づけがすんできて前々から気になっていた廃道散策に出かけることにした。
「飯坂スカイライン」という道をご存じだろうか。
もちろん正式名称ではないが飯坂の北に連なる山の尾根を走る林道をこう呼ぶらしい。場所はこちらを参照
国土地理院のインデックス地図は1色で見にくいのだが、「飯坂町 湯野」の表記の北に尾根を走る林道を確認することができる。

この道を見つけたのは5年ほど前、地図を眺めていて気がついた。
そしてさらに地図をみていて不自然なことに気がついた。もう一枚の続きの地図をみていただきたい。
この道の延長は標高800m付近でぷつりと切れている。まあ、林道ではよくあることだが、この終点の先は1km足らずで宮城県白石市、
そこには小坂峠からの林道が延びてきている。さらには半田山の北側からも細い林道が延びてきて小坂峠からの道につながっている。
なのにこの飯坂からの道はその直前で途切れてしまっている。残り1kmの地形もさして険しくないのに。
これは何かある。と長年の経験?からこの道を探ってみることにした。


最初に行ったのは今から5年ほど前。愛用の山バイクで夏が始まろうという季節だった。
しかしこれが失敗だった。廃道探検は夏草が生い茂る前が鉄則なのだが、このときは遅すぎた。
道は途中から草が生い茂り、途中からバイクを放棄して徒歩で終点付近に行ったのだが、草が深すぎ地形が全くわからず、あえなく退散をした。
今回そのリベンジと、Webに報告するためもあって昨年からこの季節をねらっていた。

まずは、今回の装備。以前の経験から途中より徒歩になることを考え
刈り払い用の山刀に加えて、熊避けのスプレーを持参。
これがあると無いとでは安心感が全然違う。
ほかに熊避けの鈴も当然持参。
最近山菜取りの方が熊に襲われたニュースをよく聞く。
この季節山に入るときは熊避け対策は万全に。
左上は高度計。無線と携帯電話も忘れずに。
飯坂から穴原へ向かう399号線のバイパスが昨年開通して
新しい橋ができた。「飯坂スカイライン」の入り口はこの先。
ほどなく穴原というところで、右に入る小道がある。
見落としやすいが、現在(2003.5)は工事中通行止めの看板がある。
通行止めの標識で躊躇したが、バイクなら通れるだろうと判断して
そのまま進む。案の定工事はほぼ終了段階で通行可能だった。
「飯坂スカイライン」の入り口はほかにもあるので
四輪でという方は地図をご確認。
入り口からヘアピンを繰り返し、高度をどんどん上げていく。
左に穴原の温泉宿をみながら新緑とリンゴの花の中を進む。
この付近は農作物を獣たちから守るため、高電圧のかかった柵が
張り巡らしてある。7000Vはかなりきつそう(*_*)くれぐれもさわらぬように。
たしかオーストラリア製の防護設備だったと思う。
そしてしばらく行くと「飯坂スカイライン」の始まり。
手前が今きた道で、バイクの向いている左側が進行方向。
右からの道は湯野の方からあがってくる道。
今回の穴原からの道が使えない場合、こちらから入ってくる。

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